男性の離婚 その1 心構え(part1)

こんにちは。ho-rituiroiro-です。

このブログでは、法律に関するいろいろーを書いていくつもりです。

 

僕の仕事上、最近は、離婚を扱うことが多いです。また、僕は男性です。

そこで、まずは離婚に関すること、具体的には、①男性の立場に立った場合に、②裁判手続を利用した離婚手続にどう向き合うか、ということを書いていきたいと思います。

 

ブログ第1弾として、「離婚手続をはじめる前の心構え」から始めたいと思います。

偉そうなことを書くつもりはありません。

日々、痛切に感じることを書いていきたいと思います。

 

早速ですが、「心構え」といっても大したことはなく、一言でいえば、「諦める」ということです。

 

そんな弱気でいいのか!と叱られそうですが、これが現実です。

 

まず、少なくとも裁判手続(調停、訴訟)に至ってしまった段階では、夫婦関係の修復はおよそ望めません。つまり、離婚は不可避的です。

 

夫婦生活は、夫婦の合意、協力、信頼の上に成り立っています。

理由が何であれ、当事者の一方が「絶対に離婚したい!一緒に住みたくない!」となってしまえば、その基礎は大きく崩れます。

そして、事が裁判手続に至った段階にあっては、その基礎はガタガタです。

そこから関係を修復することはとても難しいことです。沼の上に一戸建てを建て直すようなもので、仮にできたとしても早晩、崩れます。

したがって、離婚はほとんど不可避です。

 

ここで、ちょっと法律をかじった人は、「法律上の離婚原因がない以上、理由がないのに離婚なんかできないはずだ」というかもしれません。

確かに、法律上の離婚原因がなければ、離婚はできません。

しかし、離婚しない=夫婦関係が修復されるわけではありません。

法律上、同居を強制することはできません。

夫婦関係が改善されない以上、別居状態は続きます。

そして、別居状態が続くことは1つの離婚原因となります。

したがって、いずれ離婚が避けられない状況になります。

 

このように、少なくとも裁判手続(調停、訴訟)に至ってしまった段階では、夫婦関係修復を望むことはできず、離婚は不可避的です。

 

そのため、事が裁判手続に至ってしまったのであれば、「夫婦関係をやり直すことは無理だなー」と、まずは諦めることが必要です。

 

part2に続く。

 

自己紹介

こんにちは。ho-rituiroirooです。

 

名前のとおり、法律に関することをいろいろーと書いていこうと思います。

僕は日本のどこかで法律に関する仕事に携わっています。

仕事では、最近、離婚を取り扱うことが多いです。

そこで、まずは離婚に関するいろいろを、男性の目線から、書いていこうと思います。

 

ブログは初心者ですが、どうぞよろしくお願いします。